(旧)働き蜂たちの独り言
レンガ
2010年8月23日
エクステリア&外構専門店のBee’s Garden西岡です。
レンガの歴史は意外と古く、古代オリエント時代に、四角く固めた土を天日干しにしたものが起源のようで、さらにそれを焼いて強度を増した物が現在のレンガの祖先です。
日本には中国大陸を経て伝わり、仏教とともに伝来したり、江戸時代に長崎から南蛮文化として広まりましたが、実際には江戸時代末期から作り出されて、明治時代に西洋文化の象徴として
広く建築に採用されました。
明治・大正のレンガ造りの建物や倉庫は、情緒があってノスタルジックで大好きです。
日本の木と紙の家から、レンガ造りの大型建物への移行後、関東大震災(大正12年)で強度等の問題が露呈し、その後コンクリート構造へシフトしていきます。
この段階でレンガを薄く造って、コンクリートの構造体の表面に張り付けたのが、タイルの始まりと
思われます。レンガの風合いが求められていたのですね。