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植栽の肥料は?

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肥料の三要素は「窒素」「リン酸」「カリ」であることは 小学校の理科で習いましたが、それ以外にマグネシウム・カルシウム・ マンガン・鉄・銅・塩素などは少量ですが植物の成長に不可欠なもので 微量要素と呼ばれています。

肥料は三要素をひとつでも含んでいるものを「直接肥料」、ひとつも 含まないものを「間接肥料」と言います。

また鶏糞・骨粉などの動物質肥料や油かす等の植物質肥料を「有機質肥料」 化学的に合成した肥料を「化学肥料」と分類します。

「有機肥料」はゆっくり効果が現れ持続する「遅効性肥料」が多く、 化学肥料はすぐに効果の現れる「即効性肥料」が多いです。  

施肥は植栽するときに施す肥料を「基肥」といい主に遅効性肥料を与え、 生育期間中に施す肥料を「追い肥」といい主に即効性肥料を与えます。

また「寒肥」は12月から翌年3月にかけて遅効性肥料を与えることを言い 「お礼肥」は花が咲いた後や実のなった後に栄養補給のために即効性肥料を 与えることを言います。

施肥のポイントは「基肥」は十分に与える事と、「追い肥」は木の根元ではなく 根の先端の毛細根から栄養を吸収しますので一般的には葉周りの辺りに穴を 掘って肥料を与えるようにします。

また、移植直後や排水不良で根が傷んでいる場合は、肥料によって根腐れを 起こすことがあるので、施肥は避けるようにしましょう。

一般的には植木屋さんに木を植えてもらうことがほとんどですので、春先 (2~3月上旬)の「寒肥」をしていただければ十分と思います。